『ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』を観ました

 


人気アニメ、ソードアート・オンラインの劇場版を鑑賞してきました。ネタバレしかないので注意。

 

 

 

 

 

あらすじ


SAO事件の終焉から二年。ナーヴギアのようなVR(仮想現実)端末に代わり、AR(拡張現実)端末「オーグマー」が急速に普及し始めていた。アスナたちSAOサバイバーの面々も帰還者学校で無料配布されたこの端末のユーザーとなるが、その中でキリトだけはオーグマーの使用にあまり乗り気ではなかった。そんなある日、
オーグマー専用ゲーム「オーディナル・スケール」内でのイベントにかつてのSAOのボスモンスターが出現するという噂を聞いたキリトとアスナは、現場に向かうことに。ゲーム内のバーチャルアイドルであるユナの登場やボーナスポイントの付与で話題を呼び、連日開催されるイベントには多くの参加者が集まった。しかし、イベントに参加したサバイバーのSAO時代の記憶がなくなるという事件が次々と起こり---。

 

 


オーディナル・スケールという拡張現実

 

この映画で一番の鍵となるのはタイトルにもなっているゲーム「オーディナル・スケール」の存在だ。

これまでのアニメではSAOやALO、GGOといった仮想現実でのゲームが舞台になっていたが、今回この映画で登場したのはAR端末「オーグマー」を使用するゲーム「オーディナル・スケール」。オーグマーは片耳に装着して使用する小形のヘッドホンのような形のもので、これまでのVR装置と比べるとかなりコンパクト。クーポンやフィットネス等の日常生活で使える機能も搭載されていて街中でも手軽に扱えることもあり、大流行している。

イベントの開催場所やバーチャルアイドル・ユナのライブ会場といった私たちの世界に実在する場所が舞台となり物語が進んでいくため、これまでのVR世界でのストーリーより身近に感じられる箇所は多い。形は違えど大きい公園や広場にプレイヤーが集いゲームをしている姿は、同じARゲームであり昨年流行した「ポケモンGO」を彷彿とさせた。

また、公式HPには「エイジくんのオーディナル・スケール講座」というページがあり、オーディナルスケールについて劇中では詳しく触れられなかったところまで監督のイラスト付きで説明してくれているのだがこれがおもしろい。

http://sao-movie.net/sp/special/comic/

設定の細かさに、本当に私たちの世界に実現するゲームなのではないかとさえ思えてくる。AR技術が発達し、オーディナルスケールのようなゲームが気軽にできるようになる日が来るのが楽しみだ。

 

 

 

 

劇場版オリジナルキャラクター

 

注目すべきはこの映画で新しく登場するキャラクターたち。

 

オーディナルスケール内でランク二位の実力を誇るエイジという謎の青年。彼もSAOサバイバーではあるものの、当時は臆病な性格で目立たない存在だった。しかしオーディナルスケールでは同一人物とは思えない人間離れした動きを見せ、ARでの戦いに不慣れでランクも低いキリトを圧倒する。

SAOで出会った少女・悠那を同ゲーム内で失った辛い過去があり、彼女を生き返らせるため重村教授に協力している。

 

オーグマーの開発者である重村は、東都工業大学電気電子工学科の教授。SAO事件で最愛の娘・悠那を失い、ナーヴギアを与えたことを後悔している。娘をAIとして生き返らせるため、自分の研究室に所属していたエイジを利用してSAOサバイバーの記憶を集めている。

あの茅場昭彦、須郷伸之も彼の研究室に所属していたということが本作で明らかになる。

 

最も魅力的だったのはなんといっても、オーディナルスケールの歌姫でバーチャルアイドルのユナ。とてもAIには見えない言動に、実は人間なのでは?と噂されることも。

戦闘中に彼女が現れて歌うシーンが何度かあるのだが、この歌がとても良い。

前情報が何もない状態で鑑賞したためエンドロールで知ったのだが、ユナの声優は神田沙也加さん。音楽は梶浦由記さん。劇中歌を聴いていてKalafinaFictionJunctionの楽曲を思い出したのは間違いじゃなかったらしい。

 

 サウンドトラックのDISC2にはユナが歌う挿入歌の数々が収録されている。映画を観て気に入ったらこちらでじっくり聴くのもおすすめ。

 

 

 

 全体感想

 

 これまでのアニメの集大成と言っても過言ではない、そんな映画だった。ストーリーは期待していたよりずっと上手くまとまっていたし、キャラクター総出演かつ新しい要素もありファンには嬉しい構成になっている。キャラクターそれぞれがフューチャーされているシーンが結構しっかり組み込まれていた印象。本気キリトの群を抜いた強さと主人公二人のいちゃいちゃ具合は相変わらずだけど。

作画・映像も良かった。戦闘シーンは迫力があり、3月10日から始まる4D上映も期待できそう。流星を見に行くシーンなんかも綺麗だった。

またローソンのからあげくんやソニーのヘッドフォンなど、スポンサー企業の商品が多数登場していたのもおもしろポイント。

ラスト、「SAO will return」…アニメ3期かな?楽しみですね。